製鋼部門(佐賀工場)

九州製鋼佐賀工場
佐賀工場配置図

【電気炉製鋼とは】

当社の電気炉(アーク式)はその名の通り、電気の熱を利用して鋼を製造する炉です。
アーク式電気炉は最も一般的で、蓋の付いた大きな鍋の様なものです。その蓋に黒鉛で出来た太い電極が差し込まれ、これに電気を流すと鍋の中の鉄スクラップと電極の間にアーク(放電の一種)が発生し、このアーク熱で鉄スクラップが溶かされます。この過程では、更に酸素を吹き込み反応熱で温度を上昇させる事から、この工程を酸化精錬と言います。それに続いて、酸素や硫黄等を取り除く為の還元精錬が行われます。
還元精錬では、酸化精錬で出来た酸化性のスラグ(鋼滓)を炉の外へ流し出してから粉コークス、生石灰等を加え、還元性のスラグを形成させます。その際、粉コークスと生石灰とが高い熱によって、炭化カルシウムとなって脱酸、脱硫が行われます。更に粉コークス、フェロシリコン等を加えながら、鋼を目的の成分に導いて行きます。この様に、酸化と還元の二段構えで精錬を行うのが、アーク式電気炉製鋼法の特徴です。
敷地・建物
工場敷地:154,233㎡
工場建物:18,564㎡
生産能力
40Ton:電気炉 20,000T/M
20Ton:電気炉 5,000T/M
主要設備
電気炉関係
電気炉   :40Ton 20Ton
トランス  :35MVA 12MVA
助燃バーナー:重油150ℓ/hr・
酸素1000N㎥/hr×3基
連鋳機関係
型式 : 単円弧型
ストランド数 :3ストランド
モールドサイズ:125×125mm
曲率半径   :6,500mm
補助設備
副原料自動投入装置:一式
酸素吹込装置   :一式
[集塵機]
直引集塵機      :2,300㎥/min at 150℃
建屋集塵機(合流方式):12,000㎥/min at 70℃
酸素発生装置:PSA 1,500 ㎥/hr(nor)
       液体酸素装置一式
スクラップ処理機:ギロチンプレス 1,000A型
検査装置:発光分光分析装置
自励式無効電力補償装置:22MVA

圧延部門(福岡工場)

九州製鋼福岡工場
福岡工場配置図

【圧延とは】

圧延加工は、回転する複数の円柱状ロールの間に、棒状の材料(加熱した鋼片(ビレット))を通し、その厚さ又は断面積を減らすと同時に断面積を目的の形状(鉄筋コンクリート用棒鋼(異形棒鋼))に成形する加工法です。
材料(加熱した鋼片(ビレット))はロールからの摩擦力によってロールの間隙に引き込まれ、そこでロールからの圧縮力を受けて変形(徐々に細く)し、製品(鉄筋コンクリート用棒鋼(異形棒鋼))が誕生します。
敷地・建物
工場敷地:14,049㎡
工場建物:9,912㎡
生産能力
25,000T/M
異形棒鋼:D10,13mm
主要設備
加熱炉:上部二帯
    プッシャー式連続加熱炉
    加熱能力 50T/h
鋼片:122㎜×122㎜×2,200㎜×2列装入
圧延機:閉頭2重式連続圧延機スタンド数 16
    スタンド粗列 4基
    中間列 4基
    仕上列 8基
仕上圧延機:スリッター圧延方式(D10mm)
冷却床  :レッヘン式 長さ60m×幅8m
自動小結束機:5台
自動大結束機:3台
クレーン  :15台
50Ton万能試験機:1台

製造工程

製鋼部門(佐賀工場)

圧延部門(福岡工場)

鉄筋コンクリート用棒鋼の使用状況

製品案内

【規 格】

■化学成分

JIS記号 C(%) Si(%) Mn(%) P(%) S(%) C+Mn/6(%)
SD 295A - - - ≦0.050 ≦0.050 -
SD 345 ≦0.27 ≦0.55 ≦1.60 ≦0.040 ≦0.040 ≦0.50
SD 390 ≦0.29 ≦0.55 ≦1.80 ≦0.040 ≦0.040 ≦0.55

■機械的性質

種類の
記 号
引張試験 曲げ試験
降伏点
(N/mm²)
引張強さ
(N/mm²)
試験片 伸び
%
曲げ角度 内側半径
SD 295A 295 以上 440~600 2号に準じるもの
<D25
16以上 180° ≦D16 公称直径の1.5倍
14A号に準じるもの
≧D25
17以上 >D16 公称直径の2倍
SD 345 345~440 490以上 2号に準じるもの
<D25
18以上 180° ≦D16 公称直径の1.5倍
14A号に準じるもの
≧D25
19以上 >D16 公称直径の2倍
SD 390 390~510 560以上 2号に準じるもの
<D25
16以上 180° 公称直径の2.5倍
14A号に準じるもの
≧D25
17以上

当社ロールマーク

【寸法・質量及びフシの許容限度】

■異形棒鋼

呼び名 単位
質量
公称
直径
公称
断面図
公称
周長
フシの許容限度
フシの平均間隔の最大値 フシの高さ フシのスキマの和の最大値
最小値 最大値
JIS kg/m mm cm² cm² mm mm mm mm
D10 0.560 9.53 0.7133 3.0 6.7 0.4 0.8 7.5
D13 0.995 12.7 1.267 4.0 8.9 0.5 1.0 10.0

JISマーク 認証書